なんせ苦しかった。出産をなめてかかってた…。 私の場合は前駆陣痛が二日もエンドレスでしかも5〜10分間隔で続くという私的には「ありえない事」で苦しめられた。 (一般的にはありえる話らしいけど!) 前駆陣痛といえば、私の理解が正しければ「陣痛の練習を体がしているために感じるニセの陣痛」だと思うのだけど、どうやら私の体はかなりの努力家らしく(?)二日にわたって練習してたみたい。しかも10分間隔→5分間隔へと間隔が縮まるものだから私はてっきり本当の陣痛がきたんだと自分の体に騙されてしまった。
最初の前駆陣痛がきたのは6/11(金)の夜だった。予定日が18日だったので、旦那のお休みの関係上12・13日の土日が私的には出産希望デーだったので、前駆陣痛とは知らず、これはもしかしたら希望日にビンゴするかも…とわくわくできるほどこの時は痛み的にまだまだ余裕のよっちゃんだった。それでもだんだん10分間隔になっていくにつれてお腹の痛みも大きくなってきて結局あまり寝ることができなかった。翌日の12日はもともと健診の日だったのでできるだけがまんしてから受診しようと思ってたけれど、10分間隔が続いてたのでまだ7時くらいだったけど、とりあえず病院に電話したら「とりあえず来てください」と言われたので、「おお、いよいよか!」と思いながら旦那に車で連れて行ってもらった。睡眠不足だったから結構ふらふらしてたけど、緊張しながら内診、ノンストレステスト(?)をした。でも先生から出た言葉は「前駆陣痛ですね!まだ子宮口も1.5cmしか空いてないしまだまだ先だね!」という言葉だった。「やっと出産だ!」とかなり期待してた私はかなり肩透かしな気分だったが、このまま病院にいても仕方がないのでそのまま帰宅した。
結局12日、13日は前駆陣痛が定期的にあって(痛みはおもめの生理痛なみで結構腰も痛い)かなり睡眠不足だったけど、なんとか予定通りに過ごした。問題は13日の夜だった。夜中の3時くらいに痛みがだんだんきつくなってきた。旦那も私も絶対に本当の陣痛だ!と(なぜか)確信して、7時頃病院に電話をして状況を伝えた。看護婦さんがでて、「ではすぐに来てください。」と言われたので支度をして病院へ向かった。私の家から病院までは車で5分ぐらい。旦那に車で送ってもらいすぐに内診を受けた…が、先生からは意外な答えが返ってきた。「子宮口がまだ2cmしか空いてないから出産はまだまだ先だね!」私も旦那もがっくり。特に私は金曜日からほとんど睡眠がとれなくてもうくたくたな状態だった。かなり悲痛な顔で「まだまだっていつぐらいになりますか?」と聞くと、「前駆陣痛からすぐに陣痛が始まる人もいれば一度止まって1週間後に陣痛が始まる人もいる。なんせ出産は本当に予測がつかないからね…」と言われた。先の見えない痛みに私はかなりへこんでしまった。とりあえずノンストレステストをして、少しベットで休んで、朝食まで頂いてその日は昼過ぎに自宅へ帰った。自宅まで歩いて帰る事ができなかったので途中市バスに乗って痛みに耐えながらなんとか家まで辿り着いた…。
この日はずっとベットで痛みと戦っていた。夜ごはんに病院帰りに買ってきたお弁当を食べ始めたのはよかったけど、お腹が定期的に痛くなるからなかなか食事がすすまず、8時前から食べ始めたのに、10時半に旦那が帰ってきた時も私はまだお弁当を食べきれてなかった(^^;
痛みに耐えながらベットに入ったけど、全く寝れず、本当に辛かった。朝方になって痛みが5分間隔になってきた。「5分間隔になったけど、前駆陣痛かもしれない…」2回も病院に駆け込んで、2回とも本陣痛と違うと言われた私は病院の先生や看護婦さんは「いつでも電話してくれていいからね!」と言ってくれてたけど、少し連絡しずらくなっていた。ウンウン言って苦しんでる私を見て、旦那が「病院に電話したら?」と言ってくれたけど、「でもまた違うかったら…」と私は躊躇していた。でもさすがに昨日と様子が少し違うと思った旦那が「帰されてもいいからとりあえず行こう!」と言ってくれたので、私も思い切って病院に電話をした。看護婦さんが「とりあえず来て下さい。」と言ってくれたので、またまた旦那に車で送ってもらった。
着いてすぐに内診をしてもらった…が、やっぱり期待に反してこの痛みは“前駆陣痛”だった。子宮口はまだ2.5cmぐらいしか開いてなかった。とりあえず子宮口を柔らかくする薬を注射してもらい、ノンストレステストをしたら、前に見た時よりは痛みの反応がでていたが、本陣痛にくらべると半分くらいとの事だった。自宅に帰ろうと思っていたら先生に、5分間隔でくる前駆陣痛と睡眠不足でふらふらな私をみかねて1泊入院を勧められたので、1泊入院をする事にした。旦那が会社に向かい、一人で病院のベットに横たわっていると携帯のメールが届いた。見てみると実家の父母からで、病院まで来てくれると書いてあった。とりあえず電話をして、まだ生まれる兆候がない事、今日は出産とは関係なく入院している事を告げた。それでも一応来てくれると言ってくれたので、有難く甘える事にした。
昼過ぎに両親が来てくれた。痛みはあいかわらず続いていた。昼食が届いたが、手をつける事ができず、定期的にくる痛みに苦しんでいた。でも痛みのない時は、お母さんとお話したりできたので少し気がまぎれた。痛みがある時はお母さんが手を握ってくれた。子宮口の開きを確認する為に夕方になってもう一度内診を受ける事になった。痛みは確実に朝よりきつくなっていたから、私は少しは開いてると思っていたけど、どうやらそうではなかったみたいだった。子宮口はまだ3.5cmくらいしか開いておらず、先生には「出産は早くて明日、明後日くらいかな」と言われてしまった。痛みが明後日まで続くと思うと気が遠くなりそうだった。こんなに痛いのになんで子宮口は開かないんだろうとすごくやるせない気持ちになってしまった。夜ご飯が運ばれたけど、やっぱり痛くて手をつける事ができなかった。そうこうしているうちに痛みがだんだん痛くなってきた。夕方の内診が終わったら帰ると言っていた両親も、私がかなり参っていたのでお母さんだけもう少し残ってくれる事になった。痛みはだんだんひどくなってきた。夜間看護婦の岡田さんが分娩台の横の監察室に移動しようと言ってくれたので陣痛の合間を縫って階段を下りて、監察室に移動した。私の中では、先生に言われた出産は明日か明後日という言葉が残っていたので、なんでそんな先なのにこんなに痛いんだろう、とさらにやるせない気持ちになっていた。お母さんは狂ったように叫んでる私をずっと励ましてくれた。岡田さんが先生を呼んでくれたが、私の中では出産はまだ先だと思い込んでいたのでなんせ辛かった。先生がきて内診をして、一言、「わぁ、全開や!そりゃいきみたいわ!分娩台いこか!」その言葉を聞いた瞬間、「もう終わるんだ、いきんでいいんだ!」と何かから開放された気分になり、痛いのも我慢して私は分娩台に上がった。お母さんが私の携帯で旦那に連絡してくれたけど、旦那は大阪の会社をその時出たところだった。分娩室は本当に不思議な雰囲気だった。お母さんは多分、分娩に移った瞬間「自分の役目は終わった!」と言わんばかりにホッとして看護婦さんと仲良く話をしてた。先生に借りたデジタルカメラを渡された年配の看護婦さんは使い方がよくわからないみたいで先生と一緒に「あ〜だこ〜だ」とデジカメの使い方について話していた。その間にはさまれて、私は陣痛がくるたびにがんばっていきんでいた。分娩台に移って約40分後、2792gの元気な女の子が誕生した。先生が取り上げてくれた瞬間を看護婦さんがデジカメで撮ってくれた。私はお母さんに携帯で写真を撮ってほしいとお願いしてたのだが、お母さんはもともと超機械オンチで「このボタン押すだけ!」と言って渡してたんだけど、携帯を反対向けて撮ろうとしてたので、「そっち向けたらお母さんの顔が撮れるよ〜〜」とお母さんから携帯を奪い、分娩台にまたがったままで自ら写真を撮ったのでした(笑) 「ああ…やっと終わった…」とかなりの達成感に興奮していると、遠くからバタバタスリッパの音がして旦那が分娩室に入ってきた。しかも「いや〜、会議が長引いてさ〜」とかなんとか言い訳を言いながら…(笑)。出産が終わると私もお母さんも夕食をとっておらず、お腹がぺこぺこだという事に気づいた。旦那も夕食がまだだったらしく、近所のコンビニでおにぎりを買ってきてくれた。いや〜産後のおにぎりは格別だったな〜(爆)。食後、とりあえず旦那にお母さんを車で送ってもらい、病院の方針上、お母さんの回復第一らしく、赤ちゃんは看護婦さんが見ててくれるらしいので睡眠不足の私はそのままバタンキューだった。
翌日…産後の痛みがなんと辛い事か(笑)。言うなれば腰が腰が抜けてる感じ?ずっと陣痛でガクガクしてたので体中筋肉痛だったし。しかも後陣痛なる子宮収縮?がすんごく痛い!でも一人目はまだマシらしいけど…。しかもイスに座れない。痔の人の苦しみが少しわかった気がした(T^T) 沐浴は産後2日目から開始!姪っ子&甥っ子の沐浴を見ていたので結構スムーズにできた。 母乳練習も2日目から開始!…しかし母乳をあげるのがこんなに難しいなんて…。赤ちゃんも吸い付くのが下手で私も吸い付かせるのが下手ときたもんだ。しかも吸う量が少ないから乳腺が詰まってカチカチになってしまった。夜はできるだけ搾乳し、看護婦さんにお願いする。朝からまたレッスンスタート!結局最終日にやっとスムーズに授乳できるようになった。 しかし、私の行ってた病院はほんとアットホームで良かった。基本的に患者さんは少ないから、私が入院した時はほとんど私達一組だった。面会も看護婦さんに言ったら遅くでも許可してもらえたので帰りの遅い旦那も何度か赤ちゃんを見に来る事ができたし。しかも一度姪っ子、甥っ子、友達のちびっ子二人とかぶってしまった時はまるで保育園状態でかなりうるさかったけど、その時いた看護婦さんは嫌な顔ひとつせずアイスクリームを買ってきてくれたり。なんせ皆すごくやさしくってあったかかった。 1週間入院予定だったけど、退院する日が台風らしいからと先生に1日前に退院していいよって言われたり、お風呂は家のお風呂みたいですごくゆっくりできたし、最終日まだうまく授乳できない私を一生懸命はげましてくれたり。なんせすごくいい病院だった。 今は考えられないけど、もし二人目を産むなら…やっぱりこの病院で産みたいな。 これからは育児生活が始まるけど、出産の痛みを糧に(?)色んな山を乗り越えて行こうと思ったのでした。
おしまい♪